真実

結局のところ、私が苦しんでいようと泣いていようと貴方には関係ないって事なんだ。

「気付けなくてゴメン」

気付こうともしてないくせに・・・
向き合ってもくれない。
貴方は何に気付かなかったの？

もう私なんか不要なんでしょうね。

「仕方ないよ」「良い子だよ」「頑張ってるよ」

何も見てないくせに。
あぁ、私はただの使用人だったっけ・・・
それなら貴方には何の関係もないよね。

困惑

わからなくなっていく・・・
どうして気付いてしまったのだろう・・・
何も気付かずいたらどんなに幸せだっただろう。

恐い。
私が必要とされなくなっていく気がする。
私はこれからも生き続け、歳を重ねていく。
新しい生命は次から次へと受け継がれ、成長していく。
あぁ、どうして今になって・・・

普通であれば問題ない事なのに・・・
分かっていた事とはいえ・・・

分からない。
分かりたくもない考え。
でも、現実は容赦なく私を引き裂く・・・

頼むからもぅやめてくれ

弱み

変わる事無く過ごす時間。
夢に呼ばれ、抗うこともなく身をまかせる。

体調の不良を訴えて幾日たっただろう？
それでも、私を真に心配する人間がいないと実感する。

心が弱っているとき、私は常に独りだ。
傷を抉られ、塩を塗り込められ、投げられる。
いつだってそう。
いつだって、私はそのまま・・・

私がいつも庇う。
私だって辛いのに・・・
もっと苦しく辛そうな態度をとられる。
ねぇ、私の事はなんとも思ってないんだね・・・

微熱

思考が混濁する。
足が地に定まらず、ふわふわ・・・
血液は重く上がっていかない。
脳から体全体へと痺れていく・・・

誰の何も必要とせず、また、必要とされない。
また私は監獄に閉じ込められる。
いつまで続くかわからない気だるさ。

要求

優しさを貰って生きている。
孤独に妨げられながら生きている。
傷を隠しながら生きている。
時に流されまいと生きている・・・

どんなに生きようとしても、そこに安息は約束されない。
痛く、辛い現実ばかりを要求されている・・・

死の恐怖が迫り来るまで、私は笑みを絶やさない。
生きるのが喜びとは思わない。
ただ、感謝しなければなるまい。

本当の笑みであろうがなかろうが、私に求められたのは安らぎ。
私に汚れたゴミを投げ、一人自己満足し去っていく者達。
その者に与えるの安らぎ。

私に試練を与え、愛し慈しむ者達。
その者に与える安らぎ。

その者達が望むなら・・・