罪悪

重い空気の下。
私は押し潰されそう・・・
途方に暮れ、ただうつむくばかり。

どんな言葉も虚しく感じ、口から発する事すらなくなる。
緊張感からなのか、恐怖心からなのか・・・
思う事は謝罪ばかり。

あぁ、また私がいけない事をしてしまった。
あぁ、また不愉快な思いをさせてしまった。
あぁ・・・まだ怒ってる。

泣いて許しを乞うものならば、火に油を注ぐだけ。
ただ謝罪を述べるだけででは、曖昧な返答がくるだけ・・・
私に許しはない。
許されることはないのだろう。

私はただ黙りこくり、袖を掴むだけ・・・

混濁

時間は忘れ去られ、太陽すら信じられなくなる。
月は見えず、星の瞬きですら意味を持たない。

ここは奈落。


とめどなく流れる雫は涸れ果て、光輝く瞳は虚ろと化す。
ただ無気力に身を任せ、堕落していくのみ。


ここは楽園か・・・？

時折霞めるのは具現の破片。
虚空に彷徨うのは、哀れ欲を持った者・・・

何もなければ何も思わない。
ここは奈落か？はたまた楽園か？

苦痛

体が救いを求める。
痛い・・・
なにが私を追い詰めるのか？

それは甘え。
それは優しさ。
そして思いやり・・・

これらに私は苦痛しか感じなくなったのだろうか。
痛い。
心が崩れ、体が悲鳴をあげる。

帰路

いつもいつも哀しい音を聴いている。
どんなに祈っても通じない。
どんなに深い眠りにつこうとも叶うはずのない夢・・・

探している。
哀しい音を聴きながら・・・
私が還る場所を。

縁

わずかに繫がる糸を断ち切ったのはどちらか？

その場しのぎの言葉・・・
そんなの言わなければいいのに。
どうせ切るならなぜ先延ばしにする？
言われたくないならそう言えばいい。

わずかな繫がりにすがるフリをして消えていく。
自分の言った事位責任を持て。
出来ないなら最初から言うな・・・

私が切りかけてやめたのを、彼女は切った。
私が待ち続けてると思い笑っているのだろう・・・

所詮私はそんな存在。