想い出

画面をみつめ、君を想う。
耳に届く罵声は私を追いやり、また哀しくなる。

君じゃない・・・
画面の中では待ち望んでいたもの。
それだけではなかったのだと、わかりきった事。
隣にいるはずの君。
また一緒にやりたい。

生存

私はまた独り残された。
仕方が無い。

裏切られた・・・
そんな事は無い。
見切りをつけ、またつけられただけ。

私のせいにするのは勝手だし、反省もしたくないならしなきゃいい。
言い訳だけでこの先生きていけばいい・・・

「言い訳は自分の価値を下げるだけ」こう言った人が居る。

自分の価値を下げたのはその人自身。
好き勝手生きるがいい。

風邪

頭に響く鈍い痛み。
関節が軋む・・・
私にはソレを受け入れるしかない。

どんなに足掻こうと痛みは増すだけ・・・
滲んだ汗が更に体を蝕む感覚。

苦しい。
私は独り床に伏している・・・

忍耐

耐えろと言う。
もう抑えられなく、溢れ出しているのに、抑えろと言う。

建前と言う名の、果てしなく薄いカーテン・・・
そのために私は自分を抑えろと、耐え切れと言う。

溢れ出るのを止める必要なんかなかったはず・・・
なぜ私はここまでして人を気遣わなければならないか？

さも、私が悪いかの如く。

私は言わなかったか？
私を怒らせるなと。

コレを更に抑えろとは、お前こそ何様か？
耐え切ってやった。
コレで満足か？

お前等、私を見縊るな。

ありがとう

些細なこと。
ありきたりなこと。
自然なこと・・・


「ありがとう」


嬉しかった。
泣くほどのことではなかった気はするのだけれど・・・
そこに認められた気がした。